都立入試の総本山、ena(エナ)。
その代名詞とも言えるのが、富士山麓などで繰り広げられる「10泊11日の超長期合宿」です。
「参加させたいけれど、噂がすごすぎて不安…」という保護者の皆さまへ。
今回は、パンフレットには載っていない「ご飯・カメラ・費用」の3つのリアルを、忖度なしでレポートします。
1. 【費用】もはや「覚悟」の30万円コース

まず直面するのが、その圧倒的なお値段。
10泊11日のコースともなれば、講習費やオプションを含めて約25万〜35万円が相場です。
「家族旅行に行けるじゃん!」と思うかもしれませんが、これは単なる宿泊代ではありません。
1日12時間を超える「強制勉強環境」と、都立入試を知り尽くした講師陣への投資。
「自分はこれだけのお金をかけて戦っているんだ」という、親子共々の退路を断つ儀式とも言えるでしょう。
2. 【食事】期待厳禁!「精神修行」のおかずたち
合宿参加者の間で必ず話題にのぼるのが、「ご飯がまずい(個人の感想です)」という問題。
- 揚げ物は冷めているのがデフォ
- 茶色いおかずのオンパレード
- 「空腹こそ最強の調味料」を地で行くスタイル
正直、グルメな期待は捨ててください。
これは美食ツアーではなく、戦場での炊き出しです。
「不味いメシを食ってでも合格してやる」というハングリー精神を養う場だと割り切りましょう。
3. 【カメラ】昭和の防犯カメラ?「我が子探し」の難易度

enaの合宿所にはライブカメラが設置されており、親はスマホから様子を確認できます。
しかし、いざログインしてみると……。
「画質、悪っ!!」
モザイクのような粗い映像の中で、我が子を探すのは至難の業です。
「電波の悪い山奥だから」「プライバシー保護のため」など理由は諸説ありますが、もはや「ウォーリーを探せ」以上の難易度。
「元気に座っている影がある」ということだけで安心する、仏のような心境が求められます。
4. それでも、なぜ「エナの合宿」なのか?
費用が高く、ご飯が微妙で、カメラもボヤけている。
それでも毎年多くの生徒が参加するのは、そこでしか得られない「極限の連帯感」があるからです。
同じ目標を持つライバルと10日間、スマホもテレビもない世界で競い合う。
確認テストの結果に一喜一憂し、ボロボロになりながらペンを握る。
合宿を終えて帰宅したとき、一回りも二回りも逞しくなった我が子の顔を見たとき、「あの30万は安かった(かもしれない)」と思えるマジックが、エナの合宿にはあります。

まとめ

enaの10泊11日合宿は、決してキラキラした「楽しい思い出作り」ではありません。
「高い・不味い・画質悪い」の三拍子を乗り越えた先にあるのは、都立合格を掴み取るための「鋼のメンタル」です。
もしお子様が「今の自分を変えたい」と思っているなら、ぜひその背中を押してあげてください。
帰国(帰宅)後の最初のご飯は、とびきり豪華なものを用意して待っていてあげましょうね!

